こんなサイトを立ち上げて英語学習の戦略だの英検の戦術だの、なんかデキる人っぽく語っている私ですが、基本的に注意力のないちょっとアレな人間です。思い返せば、小学生の頃からそうでした。
どのくらいかというと、学校から上履きを履いたまま帰ってきて庭先でようやくそのことに気づくというくらいのうっかりさんです。
人間の本質はそう簡単には変わらないので、未だに似たような感じで生きています。
もういいオトナなので、自分の行動には責任を持とうと思いつつ、自分の行動が把握しきれていないことがしばしばです。
そんな私が自身の体験を踏まえて、英検の持ち物の一つ、「ペンケース」に関する注意点について語るのが今回の記事です。
このサイトは英語のサイトなので、訪ねてくれるのは英検受験生の方がほとんどだと思いますが、高校受験生、大学受験生、その他国家試験受験生等、どなたでも大歓迎です。
役に立つか立たないかといえば立ちませんが、今回の記事の話が頭の片隅に残っていれば、試験前のうっかりをなくせるかもしれません。
受験勉強の息抜きにどうぞ。
さて、ペンケースの話です。
よく「受験の持ち物」というブログ記事やリストを見ると、「筆記用具」が入っていますね。当たり前ですけど。
そして、その中でも親切なリストだと「予備のペンケース」というのが入っています。
要するに、大事な試験ではもしもに備えてペンケースは2つ用意した方がいいよ、ということです。
これは私も大いに賛同します。ペンケースと(そして、財布)は2つ準備するのが好ましい。好ましいというより、絶対にそうすべきです。
shouldじゃなくてhave toね。
模試の朝ペンケースを紛失した話
私は、英検ではないんですが、とある資格試験の模試の朝、前泊したホテルで筆記用具を紛失するという体験をしました。
これが本番ではなかったのが不幸中の幸いですが、模試といえど試験直前にペンケースをなくすというのは、通常時に財布を落とすのに匹敵するくらいのダメージが心臓に来るものです。
その時泊ったのは最近増えている、キレイめな快適さを売りにしたカプセルホテルです。当然ですが、ビジネスホテルのように室内に一切の設備が揃っているわけではありません。
たしか昨夜は遅くまでラウンジで勉強してたはず。
昨日の行動を思い出しながら、館内の各所を探して回ります。しかし、ありません。
もう埒が開かない。そうなったら最終的にはフロントに行くしかありません。
そうしたら、「あっ!届いてますよ!」と爽やかにフロントの女性。あっさりあったじゃありませんか。
見つかったという安ど感よりもその時気になってしかたなかったのはどこにあったのか。尋ねました。
どこにあったと思います?ロッカーの中?ラウンジのソファの上?
正解は、
「シャワールームの中」でした。
しかも、というべきか、なのに、というべきか全く濡れていない状態です。
どう考えても前夜、ペンケース片手にシャワーは浴びていません。思い当たることがあるとすれば、前日、なんとなく稲荷神社を参拝したというだけです。
人間というのは、分け分からんシチュエーションに遭遇すると笑顔になってしまうんですね。(きっと、お稲荷さんが、試験合格のために必要なメンタルを与えるためにペンケースをシャワールームに隠したんだなあ、ありがたや)なんてことを考えてみたりしながら、その件は一件落着したのでした。
さて、ここまでが前置きです。
そして予備のペンケースは大事。中身も大事。扱い方も大事。
私がこのエピソードを披露してまで伝えたいことというのは、まず、
「やっぱり予備のペンケースって大事だよね」、ということです。
そして、試験会場に着いて試験が始まるまでは(試験会場以外では)、
予備のペンケースをメインにするということです。もしくはメインのものと同じ内容のペンケースを二つ用意しておく。
つまり本番でも戦えるメンバーを二軍にも揃えておく、これです。
私はその時、模試ということで予備のペンケースを持っていませんでした。これまでに予備のペンケースを持って行ったときも、あくまで予備ということで、鉛筆、消しゴム、ボールペン1本くらいしか入れてなかったように思います。試験で使うのには心もとないラインナップです。
試験前、何かを軽く見直すだけならいいんですが、試験前日に前泊したり、試験が始まる前にカフェで軽く食事を取ったり、時間があると、ちょっとペンケースを出して問題を解いて見るか、なんて気分になったりするものです。その時、予備のペンケースを出して、メインの方は試験までしまっておくのが賢い。
これが私が上記の騒動を経て得た知恵です。あと、お稲荷さんはやはりただモノではない、ということ。
こういうひとでも英検1級には合格できるんだね
と、思って頂けると、ペンケースを紛失した甲斐があります。他の記事は、一応論理的に見えるように気をつかって書いていますが、素はこんな感じです。
といいますか、他の記事はまだ装飾もろくにしていない読みにくい状態のままなのに、なぜ予備のペンケースについてだけこんなに気の入った記事にしているのか、自分でもよく分かりません。