子ども英会話講師のアルバイトは英語学習者にとっておすすめか?

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この記事では、子ども英会話講師のアルバイトについて私の体験を踏まえながら、仕事の見つけ方や求められる資格、どんな人が向いているのか等をお話ししたいと思います。

子ども英会話講師のアルバイトはどうやって見つける?

私の場合は、求人情報誌で見つけました。大手英会話スクールの求人でした。やはり年度初めには求人が増える印象ですが、それ以外の時期でも年間を通して求人情報が掲載されており、仕事を見つけることは比較的容易です。ホームページで講師募集中の案内を掲載している英会話スクールもけっこうありますから、万が一求人情報誌に掲載されてなくてもインターネットで探せば仕事探しは決して難しくありません。

子ども英会話講師に必要な資格はあるのか?教員免許は必要なのか?

意外に思われるかもしれませんが、求められる資格はあまりありません。私が応募した所では「英検2級程度の英語力をお持ちの方」となっていましたね。正直な話これは問題だと思うのですが、子ども英会話の講師となるためにはそれほど高度な英語力は求められないんですね。実際、研修で一緒になった他の講師の方は英検2級の方と準1級の方のみでした。教員免許も必須ではありませんし、指導経験の有無も問わない所が殆どです。

採用されやすいのはどんな人なのか?英語力が高い方が有利か?

上でお話ししたように、募集要項では「高い英語力」はあまり要求されませんが、やはり実際は英語力が高い人が採用されやすいことに間違いはありません。
私は大学在学中に英検1級を取得することができたため、書類選考も簡単に通り、面接も形式だけの簡単なもので終わりました。
あなたがもしTOEICで高いスコア(スコア900以上)を取っていたり、英検準1級、1級を取得した人である場合、採用されるまでの流れは非常にスムーズだと思います。また、上記のような人は、幼稚園生や低学年のみならず上の学年まで任せられると重宝がられるため簡単に採用される傾向にあります。

指導経験は必要か?研修はあるのか?

私の場合英語力には自信がありましたが、講師としての経験、子ども達への指導経験がないのが不安要素でした。
しかし、この心配は杞憂に終わりました。私が働いていた所では研修制度が非常に充実していました。また、指導マニュアルも充実していました。誰が指導しても内容にレベルの差が出来ないように工夫されているのでしょう。これに従ってやっていけば、自然とメリハリのついた授業ができるようになっていました。ただ、このことは諸刃の刃であるように私は感じました。慣れてくると逆に、きっちりカリキュラム通りにレッスンを勧めないといけないというのは窮屈に感じました。時々レッスンの様子を視察される機会があり、マニュアルに従ってレッスンを進めているかをチェックされました。講師の裁量が認められにくい、柔軟性のある授業運びができないというのは息苦しく、結局これがそこでのアルバイトを辞めることを考えるきっかけとなりました。

子ども英会話講師に向いているのはどんな人なのか?

英語が好きな人よりも教えることが苦にならない人、子どもと接することが好きな人が向いています。特に、幼稚園生や低学年の子を対象としたクラスでは、絵本の読み聞かせや英語で歌って踊るというようなレッスン内容も盛り込まれています。子どもと一緒にそうしたことを楽しめる人は大いにおすすめです。

子ども英会話講師のアルバイトはここがたいへん

子ども英会話講師の仕事でたいへんだと感じたのは次の二つでした。

▲授業の予習等に時間をとられる
▲小さい子への指導に慣れていないとたいへん

まず、予習や成績表をつける作業等で授業以外に時間がとられます。
また、私が働いていた所では毎週ホームワーク(宿題)がありましたから、その採点もしなくてはなりませんでした。この分のお給料はもらえませんので、割に合わないと感じることも多くありました。
小さい子への指導に慣れていないとたいへん、これも痛感しましたね。
特に幼稚園生は、落ち着かせてレッスンを始めるまでがひと苦労です。英語をうまく教えることよりも、いかにレッスン内容に興味を持たせ集中力が途切れないようにすることができるかが求められました。

子ども英会話講師のアルバイト、ここに注意が必要!

子ども英会話の講師のアルバイトで英語力が向上するわけではないということは知っておいた方が良いと思います。よく、英語を勉強している人が、教えることで自分の英語力も伸びるのではないかと期待して講師になろうとしますが、これはあまりおすすめしません。子ども英会話の講師では英語力は伸びません。確かに、普段の勉強ではあまり接する機会のない、子どもに身近なものの名前などは覚えるチャンスがあるので多少の語彙は増えるかもしれません。日本人はある程度年齢が進んでから本格的に英語を学び始める人が多いので、子供の遊びの呼び名や遊具の名前など、小さい頃によく使う単語のボキャブラリーが乏しいという話がありますが、子ども英会話の講師をやるとこの辺の語彙は豊富になります。でも、まあ、その程度です。

まとめ

子ども英会話講師のアルバイトは収入面では魅力的な部類に入るアルバイトです。英検準1級や1級を持っている人であれば採用のハードルは低いはずですから、チャレンジしてみる価値は大いにあります。ただ、一定レベル以上の人が、英会話力のさらなるアップを目指してこのアルバイトをするというのはおすすめできません。子どもと接するのが好きな人は大きなやりがいを感じられるアルバイトです。

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