何かを学ぶ時に費用対効果の高い教材を選ぶのはキホンです。
特に、英会話の教材はコストパフォーマンスについて考慮することは欠かせません。英会話はお金をかけなくてもマスターできる、というのが私の持論です。
ですが、コストパフォーマンスの面で優れた教材であれば、多少高額であっても思い切って購入した方がいいというのも私の考えです。場合によっては、その方が間違いなく学習を加速させるからです。では、コストパフォーマンスのいい教材とはどんなものを指すのでしょうか。今回はそのことについてまとめてみました。
無料の教材か、高額の教材か?
いまは無料で英語を学ぶことも可能な時代です。
しかし、やはり全てを無料で学ぼうとすると、
かえって遠回りになってしまう恐れもあるので注意が必要です。
(※このテーマについては、記事が1本書けそうなので、後日改めて詳しくお話する予定です。)
無料で学べる時代なんだから、高額の教材なんか必要ない、
と結論付けてしまうのは極端だと私は思います。
しかし、逆に「高いものイコールいいもの」というわけでもありません。
費用対効果が高いもの、これを見極めて欲しいと思います。
そこで、今回のコスパのお話しになるわけです。
では、「コストパフォーマンスがいい語学の教材」とはどういったものを指すのでしょうか?
コスパのいい英会話教材とはどういうものなのか
まずすごく大雑把に言ってしまえば、
その教材を使うことで、最終的に得られるものが大きければいいわけです。
ボキャブラリーだけが身に付く教材よりも、それと同時に会話力もしっかりつく教材の方がコスパはいいですよね?会話力だけではなくて、リスニング力も、文法の力も付けばさらにコスパは高くなります。
得られるものが多ければ多いほど、コスパがいい教材、ということになります。
語学の教材の場合、得られるのは語学力だけではない!
語学の学習というのは、ちょっと特殊な所があって、身につけてしまうとそこから得られる「リターン」は、学校で学ぶ他の科目の勉強などとは比べ物にならないくらい大きいという特長があります。
ですから、語学が身に付くということは、世界を思いっきり広げてしまえるような、
うんと大きなことを言ってしまうならば、それこそ、人生まで変えてしまえるくらいの可能性を同時に手に入れるということになるわけです。
場合によっては難関資格を取得するよりも人生のチャンスを広げてくれる可能性が高いのです。
そういうことを考えると、語学の教材の場合、学習がうまくいけば元を取ることは簡単なばかりか、
「お釣り」までくることが多いということがお分かり頂けるのでないでしょうか。
その教材を使うことで長時間かけてスクールに通う必要がなくなった。語学力が身に付いたことに伴って得られる精神的な充足感、そして、上記のが学力を得たことによって広がるチャンス等々、どうでしょう?
こうなると多少高額な教材であってもお安いもののように感じられませんか?
教材のコスパを良くするのはあなた
教材のコスパというものは、使い手によって変わるということも忘れないでください。
人によって、コスパのいい教材にも、コスパが悪い教材にもなり得るんです。
では、コスパを良くするためにあなたができることはどんなことでしょうか?
それは、教材に触れる回数を増やす、ということです。
回数をこなせる教材とは?
回数をこなすためには、回数をこなせる教材を選ぶ。
なんだか、禅問答のようになってきたな
では、回数をこなせる教材とはどんな教材なのでしょうか?
あなたと相性がいい教材である
繰り返せるか否かというのは教材との相性もあります。
受験予備校などで「カリスマ講師」と呼ばれている先生がいます。
ものすごく分かり易くて、面白い例え話を使って教えてくれる人気の講師です。
でも、「優秀な先生なのは分かるけどなんかしっくりこない」という人もいるはずです。
「声がイヤ」とか。「板書する時のポーズが嫌」とか。
参考書もそうですよね。なんだか使い勝手が悪いなあと感じる参考書ってありませんか?「内容はいいんだけど、なんかレイアウトが見にくい」とか、「この配色のせいで頭に入ってこない」とか。
もしこれが、勉強しないで自分ができないことを、すべて先生や参考書のせいにするというのであれば考えものかもしれません。でも、上でお話ししたようなことは多かれ少なかれ誰もが感じて当然ではないかと思います。
「相性」というものはあるんですよね、やっぱり。こういうのは決してわがままではないと私は思います。
ですから、どんなに評判が良くても、自分との相性が合っていないと感じたのなら、その教材には手を出さないことが賢明です。
あなたの勉強と方向性が合致している
自分が付けたい力と教材の内容がマッチしているか、当たり前と言えば当たり前ですが、これも重要です。
一文一文ゆっくりと丁寧に読み上げてくれる教材があったとします。分かり易くて初学者の評判は上々。
けれども、あなたが「リスニング力を上げるのに、ナチュラルスピードの英語を容赦なくガンガン大量に聴きたいんだ!」という場合、この教材はあなたの目標達成のためには役に立ちそうにありません。
筋肉をつけてマッチョになってやるぜ!という人が、プロテインではなくブルーベリーのサプリを差し出されても有り難くない、そういうことです。
たぶん、そういうことだと思います。
復習しやすい
短期間で身に付くことを謳った教材であっても、繰り返せるのであれば繰り返した方が良いに決まっています。
やはり繰り返せば繰り返すほど記憶は定着し、反射的にアウトプットできるようになっていくからです。
色々な使い方ができる
私の持論ですが、優れた教材というのは色々な使い方をすることができます。
一つの使い方をしたらもう使えない、というのではないのです。
こんな使い方もできる、こういう使い方をしたらここの力を伸ばすのに使えそうだな。
こういう感じで、繰り返すたびに新鮮さを感じることができるのが優秀な教材です。
そして、こうして幾通りもの活用の仕方ができる教材は当然「コスパがいい」教材といえますよね。
下の二つ、すなわち「復習しやすい」と「色々な使い方ができる」という点については、一言でまとめるなら「継続し易い教材か」ということですね。
長いこと使い続けられる教材とも言い換えることができるでしょう。
まとめ
英会話の教材は高額なものが少なくありません。しかし、こうしてコストパフォーマンスの面から検証してみると、意外とそうでもない優秀な教材であることも多いのです。
まず、あなたに合った教材を選ぶ、そしてしっくりきた教材があればそれを「使い倒す」意識で、色々な角度から活用してみること、このことを意識してみてください。