【英会話】独学からスクール利用へ～学習スタンス転換はタイミングも大事～

市販の教材やインターネットの学習サイトなどを利用して独学で英会話を学んでいるけれど、スクールに通った方がいいかなと少し気になっているあなたへ向けた記事です。
どんな英会話スクールかだけではなく、スクールを利用するタイミングも効果に直結しますよというお話をしたいと思います。

”Timing is the key to success”というお話しだよ。

独学にこだわる必要はない

独学でも英会話はマスターできます。たくさんの英語コンテンツに無料でアクセスできるようになった現在はなおさら独学での語学習得へのハードルは低くなりました。

だからといって、なにも頑なに独学にこだわる必要はありません。このサイトで独学というワードが良く出てくるのも、私自身が独学で学んできた経験を踏まえて、「独学で英語ができるようになるのかな？」と確信が持てない人の心理的ブロックを外して、独学でも効率よく学べるヒントを紹介したいという趣旨からです。何が何でも独学で学ぶべしというものではありません。

今はオンライン英会話などもあるのでどこまでが独学でどこからがそうでないか線引きは難しくなり、独学か否かの線引きはしにくくなっていると思います。この記事では、「独学」に相対する学習スタンスを、「英会話スクールを利用すること」としました。
では、独学から英会話スクールでの学習に学習スタンスを変えるときに何を気をつければよいのでしょうか。

スクール利用はタイミングが学習効果を左右する

この記事を開いてくれたということは、もしかするとあなたは現在独学で英会話を学んでいて、スクールに通ってみようかな、もっと本格的に学んだ方がいいのかなと考えている所かもしれません。

スクールの利用はタイミングがけっこうポイントです。どれくらいのレベルになってからスクールに通い始めるか、このことが学習効果を左右します。

これはあくまで私の実体験を踏まえた意見ですが、独学で一定の効果が上げられている人は、ある程度、土台・基礎ができてからスクールに通ったほうが効率がいいように思います。

これには、以下のような理由があります。

まず、習ったことが定着しやすいんです。

感触的には初心者の方がレッスン後の満足感は上かもしれません。初心者のうちは、学ぶことはたくさんありますから、たくさんのことを習ったぞ！という感じにはなるんですよね。

でも、すぐに抜けます。抜けるというか、まず定着しません。

それが、上級に近づくにつれて抜けが少なくなってくる。学んだことがちゃんと残るようになってくるんです。

次に、「アウトプットする場」としてスクールを十二分に活用できる、ということが挙げられます。語彙なり、身に付けた表現を使うスキルなり、すでにある程度の「蓄積」がありますから、どんどん使っていけるのです。その結果、そこで使った語彙はいわゆる「アクティブ・ボキャブラリー」として「自分のモノ」になっていきます。もちろん、表現も、文法も実際に使用できるものになっていきます。これが、全くの初心者だと、覚えること、つまり「インプット」としての場になってしまって、満足なアウトプットとはいかないんですよね。以上のことは、学習者としての経験からも、指導者としての経験からもそう感じます。

私の場合

私は英語学習の大部分が独学です。それでも英検1級まで取得することができましたから独学の英語学習で一定の成果は出せると確信を持ってお伝えすることができます。

ですが、学習開始からある程度英語ができると言えるレベルに達するまでの間、全く独りで学習していたかといえばそうではありません。

ほんの短い期間スクールに通ったことがあります。これは、英検合格のためのスクールではありません。カルチャースクールみたいな感じの英会話教室でした。
週に1回、月に3回くらいだったですかね。途中で講師が来るときに買ってきたドーナツでお茶タイムが始まってしまうような、非常にユルい雰囲気のクラスでした。

私が英会話教室に初めて足を踏み入れたのは英検準1級を取得したあとでした。

難しいトピックでなければ、それなりに言いたいことを英語で伝えられるようになってきた頃です。

ある時、衝動的に英会話教室に行きたくなったんですね。理由は、「腕試しをしたかった」、というか、とにかく使いたかったからです。

その頃は今のようにオンライン英会話的なものも普及していなかったしスカイプで外国人と話をするというような環境も整っていませんでした。別のエントリで書くと思いますが、私は、バス停や店で外国人にさりげなく近づきそれとなく英語で話しかけるという荒業で学んだ表現を使い英語力を試していました。今考えると、ちょっと危険ですけど。都心部というのでもなくましてや今のように見回せば外国人観光客を見かけることができるという状況でもなかったですから、外国人と遭遇する機会が非常にレアだったのです。そこでスクールに行くことにしました。そしてブレイクスルーを果たしたといいますか、会話力がそれまで以上に、爆発的に伸びたのです。

これがもし、初心者のうちにスクールに通い始まっていたらそこまでの効果は得られなかったでしょう。

スクールに通う時の選択基準

私が勧めるのは、学ぶ場というよりも学んだことを使ってみる場としてスクールを利用することです。

ですから、フリートークやディスカッションをたくさんできるようなクラスがいいと思います。

クラスによっては、言ってもほとんど発言しないで終わってしまうようなクラスもあると聞きます。それでは意味がありませんよね。ガンガン話せる場所であることが大事です。

講師との相性も大切です。もしも、こういう条件に合ったクラスが通える距離時間帯でないというのであればオンラインレッスンでもスカイプで話し相手を見つけるのもいいでしょう。

大事なのは、どんどん遠慮せずに話せること、そして適度にミスを直してもらえること。ダメ出しされすぎても話しているどころではないですからね。

最後に

ということでまとめると、

というのが今回のお話しでした。あなたの英語力が、英検2級～準1級くらいの、いわゆる「中級レベル」であるなら、短期間でもスクールに通うことでさらに一気に上級者への階段を駆け上ることができる可能性が高いですよ。

さて、ちなみに私の英会話スクール体験ですが、講師の選ぶトピックがあまりにもクレイジーすぎて、気付くと受講生は私一人となり、それからほどなくして結局クラスごと消滅してしまったのでした。（このお話はまたの機会に）

お陰で謎の語彙がたくさん増えたっけ